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メーヴェ (SMS Möwe) は、第一次世界大戦時のドイツの仮装巡洋艦の一隻。 ==艦歴== 元は1914年進水の貨物船Pungoであり、ドイツの植民地カメルーンからドイツへのバナナの輸送に使われていた。機雷敷設艦として用いるためにドイツ海軍によって徴用され、1915年秋にヴィルヘルムスハーフェン海軍工廠で改造がなされ、1915年11月1日に就役した。 1915年12月29日、メーヴェはヴィルヘルムスハーフェンから最初の任務に出発した。まず、メーヴェはイギリス本国艦隊の拠点であるスカパ・フローの近くのペントランド海峡に機雷を敷設した。この機雷原では、イギリスの戦艦キング・エドワード7世が1916年1月6日に触雷して沈んだ。次いで、メーヴェはフランスへ向かい、ジロンド川河口沖に機雷を敷設した。この機雷原では2隻の船が沈んだ。 機雷敷設任務完了後、メーヴェは最初はスペインとカナリア諸島の間で、それからブラジル沖で活動し、3ヶ月で15隻の船舶を拿捕した。その内2隻は貨物や捕らえた人と共に港へ送り、残りは沈められた。メーヴェは1916年4月4日にドイツに戻った。 メーヴェはヴィネタ (Vineta) と改名され、1916年夏はノルウェー沖での船舶攻撃に従事した。 1916年11月23日、メーヴェは再び大西洋へ出撃した。この航海では4ヶ月で25隻123,265総トンの戦果をあげた。その内の1隻はドイツへ送られ、別の船SS Saint Theodoreは石炭船として使われた後仮装巡洋艦ガイエルとなった。ガイエルは仮装巡洋艦として6週間で2隻の船を沈め、メーヴェがドイツに帰還する前に沈められた。メーヴェは1917年3月22日に帰還した。 帰還後は、バルト海で潜水母艦となり、1918年には特設機雷敷設艦オストゼー (Ostsee) となった。第一次世界大戦後はイギリスで貨物船グリーンブライアー (Greenbrier) となった。1933年にドイツに戻り、貨物船オルデンブルク (Oldenburg) となった。そして、第二次世界大戦中の1945年4月7日にノルウェー沖で雷撃され沈没した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メーヴェ (仮装巡洋艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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